三重・四日市の社会福祉法人、日系ブラジル人女性21人採用

2009年01月07日

生活危機:08世界不況 三重・四日市の社会福祉法人、日系ブラジル人女性21人採用
http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20081225ddh041040010000c.html

 ◇介護業界、救いの手
 三重県四日市市で特別養護老人ホーム(特養)とグループホームなどを営む社会福祉法人「青山里会(せいさんりかい)」(川村陽一理事長)が10月以降、21人の日系ブラジル人女性を介護職員として採用した。うち18人が正規雇用で「派遣切り」に悩むブラジル人にとっては貴重な働き場所となっている。人手不足に悩む同会にとっても彼女らは既に大事な働き手で、需要と供給が一致した。【山口知】

 ◇子供4人抱え…「正職員、うれしい」
 「おばあちゃん、手が温かいね」。同会のグループホームで、日系ブラジル人の田中サミラさん(33)=同市=が笑顔で高齢女性と話していた。

 田中さんは92年来日。自動車部品会社などで働いたが、長男(8)誕生後は定職についていなかった。今秋、会が介護職員を募集していることを知人から聞き「お年寄りは大好き」と応募。12月上旬に正規採用された。

 応募を思い立った理由の一つはこの不況。同じ日系人の夫(35)の派遣先である電機メーカーは残業をなくした。いつ派遣切りに遭うか分からない。4人の子どもは日本生まれで、一家は永住を決めている。田中さんは「家族のことを考えると正職員で働けるのはうれしい」と話す。日本語はほぼ問題なく、今は介護の基本を学びながら、掃除やシーツ交換に取り組む。

 青山里会は職員約800人。人手不足に加え、外国人の利用者が増えてきたため、通訳兼介護職員として外国人の雇用を目指してきた。さらに日系人10人の面接を終えており、近く雇う予定だ。

 介護の知識を教えている同会ケアワーカー部長の伊藤妙(たえ)さん(42)は「皆まじめ。働く意欲が高い」と評価する。高齢者からも「掃除が丁寧だ」「よく働く」などと評判が良いという。

 特養の業界団体「全国老人福祉施設協議会」(東京都)は「特養が日系外国人を雇う例は聞いたことがなく、全国的にも非常に珍しい。人手不足に悩む介護業界にとっても良い前例になる」と話している。

毎日新聞 2008年12月25日 中部夕刊



同じカテゴリー(滋賀県外のニュース)の記事
 奨学金制度へ募金呼び掛け 定住外国人の高校進学を支援 (2009-04-09 21:41)
 派遣会社が外国人支援 可児でホームヘルパー講座開設 (2009-03-10 08:52)
 派遣会社が外国人支援 可児でホームヘルパー講座開設 (2009-01-07 10:39)
 定住外国人:雇用や教育、総合支援 政府、2月に緊急策 (2009-01-07 10:36)
 「雇い止め」在日ブラジル人ら採用 四日市の社福法人 (2009-01-07 10:35)
 スズキ、南米系児童の教育支援計画…親の失職で退学増加 (2009-01-07 10:28)


Posted by TONTON at 10:31 │Comments( 0 ) 滋賀県外のニュース
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。